気分はいつでもアウトドア

インドア派サラリーマン妄想記

『廻り目平で自堕落キャンプ』っという休日

紅葉シーズン真っ盛りで名所はどこも混んでいるようだ。週末ツーリングの目的地に迷ったので、久々に廻り目平までツーリングすることにした。たぶん、国道を使わなければ混むこともないだろう。そう決め込んでバイクにキャンプ道具を積み込む。まぁ、前回同様の過積載だけどいいでしょ(^^A なんとか荷物を減らすか、軽い道具に切り替えないといけないなぁ。

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廻り目平キャンプ場に行く道は、国道141号線から川上村方面に行くのが一般的だと思うけど、今回は国道462号線~国道299号線~県道124号線と走って、ぶどう峠経由でいくつもりだ。残念ながら十石峠は工事中のため通れない。ツーリングの後半は細い県道ばっかりだけど、混んでいる(と思われる)国道141号線よりはいいでしょ。

上の地図は、初日のルート図。距離が若干、、、っというか、かなり短いショートショートツーリングだな。途中でお昼を食べることを考えて出発時間を朝10時に調整する。これなら上野村を通過中にお昼が食べられそうだ。県道124号線に入ってしまえば店なんてあるはずもないしね(^^A

家を出て国道462号線を走ると、たくさんのライダーとすれ違った。特に神流湖~上野村まではツーリングのメッカだ。適度に曲がりくねった道が心地よい。荷物がなければ、だけどね(^^A 過積載気味なので僕のバイクはドンガメ同然だ。なんとか流れに乗るのが精一杯で、ワインディングを楽しむ余裕はない。やっぱりシェルパ君には引退してもらって、新しいバイクに乗り換えようかなぁ~。

2時間くらい走って、予定通り12時頃に上野村ふれあい館に到着する。ここは、「全国郷土玩具館」と「森の体験館」、「モリカフェ」といった施設が連なっていて、ツーリング中の休憩施設としてもってこいだ。うっかり写真を撮っていないけど、、、ふれあい館の奥の休憩スペースで「キノコカレー 中盛 コーヒーセット」を食べた。メニューはキノコカレーの1点のみだけど、小盛~中盛~大盛と飲み物の組み合わせから選ぶ仕組みだ。食事できることをあまりアピールしていない店構えなので見過ごしてしまいそうだけど、売店のレジ前のカウンターにメニューが表示してある。気になる方は食べに行って欲しい。

上野村ふれあい館の付近で国道299号線から県道124号線へ分岐する。さて、いよいよ山道の始まりだ。この日は紅葉の盛りをちょっと過ぎた位で、道には落ち葉がチラホラ、場所によっては湿ってべったり張り付いていた。日陰はあまり飛ばさないのが吉だろう。滑って転んでしまってはせっかくのツーリングがパーになる。

県道124号線を1km程進んだところに、「浜平温泉 しおじの湯」という日帰り専用温泉施設がある。ここも残念ながら写真を撮るのを忘れたけど、手ぶらで入浴できる便利な温泉(入館料500円で、タオルは200円、バスタオルは600円で購入できる)だ。廃業した一軒宿を村営の温泉施設としてリニューアルしたらしい。温泉といっても、正確には冷泉を加温しているようだけど、加水していない100%なんだそうな。内湯と露天風呂があり、ちょっと赤っぽい透明な湯が印象的だ。食堂と休憩室もあるので、ツーリングの途中に寄ってみたらいいんじゃないかな? ちなみに、今はイノブタフェア実施中で、イノブタカレーとかイノブタ生姜焼きといった変わったメニューもある。そばは普通だったけど、揚げたての天ぷらを出してくれるのはうれしい。なんでこんなに詳しいのかは、、、後で説明しよう(^^A

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 途中の山道の話は省略しよう。大型バイクの2人組が僕の前をずっとゆっくり走っていたので、ものっすごくストレスがたまっただけだ。ぶどう峠でその2人組が休憩をとるようだったのですかさずパスしたけど、、、久々のぶどう峠だったので写真を撮りたかったなぁ。そんなつまらん山道を抜けると、目の覚める光景が広がっていた。長野県側に入っているので、写真は川上村かな? 都会人ぶるつもりはないけど、、、こういう田舎の風景には心揺さぶられるものがある。ましてや紅葉の時期ならなおさらだ。秋晴れの空の元、一面の畑が続き、遠くの山々の紅葉が望める。今日のツーリングはこの風景で十分満足だ。

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川上村のメインストリート(といってもさほど店はない)を通り、再び山道を登った先に廻り目平キャンプ場がある。ここは「日本のヨセミテ」と呼ばれているクライミングのメッカだ。ちなみに、ヨセミテの風景とはぜんぜん似てないよ!! 客の大半はロッククライミング金峰山(県境にあり、長野県では「きんぽうさん」、山梨県では「きんぷさん」と呼ぶ)への登山目的だ。ファミリーキャンプする人や、僕のようなライダーもちょっぴりいるけど、かなり少数派といった感じ。

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なんだかんだあって到着は15時頃だった。入り口のゲートをくぐり、金峰山荘でキャンプの受付をする。たしか、テント1張で700円だったような気がする。このキャンプ場はA~Gのサイト(といっても区切りなどなく適当だ)と、駐車場近くに若干テン場があり、敷地内は結構広い。とはいっても、平らなところは少ないので、早い者勝ちだ。遅めの到着だったのでほとんど平らなところは埋まっていたけど、水場近くになんとか平らなところを見つけてテントを張った。金峰山の登山道に至るデコボコ道沿いに奥へ行っても良いのだけど、奥の方は林の中になってしまう。日差しが望めるA~Cのサイトが(撤収が楽なので)ベターでしょう。林の中のひっそりキャンプも好きだけどね。

ここは近くに小川山や金峰山がそびえているので、あっという間に山影に入り暗くなってしまう。急いで就寝の準備を整えている途中で太陽が山影に入ってしまった。そうなると心なしか急に寒くなってくる。バイクで夕食に出かけるのはあきらめて、金峰山荘の売店で適当に見繕うことに決めた。ここの売店はありがたいことに結構いろいろ置いてある。ビール、お酒、カップ麺、レトルトご飯とカレー、ポテチ、つまみの乾物、缶詰、菓子パン、雑誌、ガス缶、薪(ここは直火OKだ!)、土産のキーホルダー、なんでもあるぞ!  

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本格的に日が暮れる前に水場で水を汲んで、林の中で適当に薪を拾って、薪ストーブに火を入れて、コットに横たわる。必要な物はテント内で手の届くところに配置して、薪ストーブを弄りながらポテチをパリパリ。下半身は寝袋に入っているし、上半身は薪ストーブの熱でポカポカだ。テント内は15~17℃くらいで、外は0℃くらいかな? あまりにも快適なので、気を抜くとそのまま寝てしまいそうになる。あ~、自堕落キャンプ、さいこ~♪ なんとなく引きこもりっぽい気もするけどね(^^A 最後の気力を振り絞って、レトルトカレー&ご飯を暖めて夕食。昼もカレーだったような気もするけど、キャンプ飯はカレーと相場が決まってるでしょう(嘘)。

翌朝は5時半に起床~二度寝して6時半、周りが朝食の用意とかで騒がしくなってから目が覚めた。急いで起きて撤収する。どうやら朝方も氷点下にはならなかったらしく、テントもさらりと乾いていたので楽ちん撤収だ。ざざざっと荷物を詰め込んで、8時には出発する。まだほとんどのテントでは手の込んだ朝食の真っ最中だったけど、僕は前日に買い込んだ菓子パンだけの簡単朝食だった。

午後は家族サービスしなくちゃならんので、できる限り帰宅を急ぐ。高速を飛ばして11時に帰宅、30分で支度して、家族を乗せた車でまたしおじの湯までとんぼ返りした。温泉施設の食堂でイノブタカレーを食べて、温泉にゆっくりつかる。できるだけ観光地っぽいところ(上野スカイブリッジとか)を巡りながら18時に再び帰宅。こうやって家族サービスしておけば、また来週出かけるお許しがいただけるかもしれないしね! 来週末もキャンプするぞ!!