気分はいつでもアウトドア

インドア派サラリーマン妄想記

『富士山をチラ見ツーリング』っという休日①

3連休はどこへ出かけても混んでいる、、、分かっちゃいるけど、晴れたら出かけずにはいられない。いつものようにシェルパ君にキャンプ道具を積み込んでお出かけだ!!

っとは言え、雨のため出かけないつもりだったので行先に当てがなかった。しばらく地図とにらめっこした結果、天気予報では山梨方面が「まし」な状況ということなので、道志の森キャンプ場に泊まって富士山を拝んでくることに決めた。道志の森キャンプ場は、昔のキャンプ仲間が好んで泊まっていたような気がする。僕も1度だけ行ったことがあったような?ないような? 記憶が定かではないが、バイクツーリング向きな道路だったような?ないような? 歳はとりたくないものだな(ToT)

高速道路でぴゃーっと行ってもつまらないので、自宅~秩父奥多摩湖~道志の森~富士山(もしくは伊豆方面)~自宅っという下道コースにする。道志の森以降は天気次第、気分次第だ。初日はちょっと短いショートツーリングだけど、2日目は気分次第で300~400km走ってもいい。早起きすればどこへでも行けるぞ!!

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っで、初日のコースはこんな感じ。奥多摩湖辺りで昼飯を食いたいので、出発時間を9時頃に調整して出発する。小さな祭りがやたらと多くて自宅~秩父までは道が混んでいたけど、順調に秩父を通過する。国道299号線を進み、正丸トンネル手前で青梅秩父線(県道53号)に分岐すれば楽しい楽しい山道だ!! っと思っていたのだけど、どうにも天気が気になって楽しくない。どんよりと雲が垂れ込めて、雨こそ降ってないものの、道路はずっとウェットだ。朝方まで雨だったのではないかな? 天気予報では曇りだったけど、いつ降ってもおかしくない。雨キャンプはいやだなぁ~っとか色々考えている間に名栗地区にある小殿バス停前の休憩所に到着する。ここは駐車場とトイレと東屋だけの簡素な休憩所なんだけど、ライダーにはとってもありがたい。この日、初めての休憩をとってから奥多摩湖へ向かう。

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奥多摩湖は、、、非常に混んでいた。予定では「奥多摩湖水と緑のふれあい館」の2階のレストランでカツカレー(胃の大きさに自信のある人は大盛りに挑戦して欲しい)を食べるはずだったのだけど、、、駐車場に溢れる車を見て即刻パスすることを決めた。混んでいるところは大嫌いだ。それでも一応、写真だけ撮っておきたかったので、湖の西のはずれでパシャリ。天気さえよければ美しい紅葉に気分も高揚したはずなんだけどなぁ。車も多いし、自転車も多いし、トレッキング中の人も多い。これでは気が休まらない。次回は平日に来ることにしよう。

奥多摩湖を通過し、上野原丹波山線(県道18号線)~上野原あきる野線(県道33号線)を通って、相模湖周辺に出る。この辺りは車も少なく、快適なツーリングが楽しめた。これでお腹さえ満たされていれば文句はないのだけど、、、山道の途中で食事処などあるはずもなないし、街中に出て食事すると何かに負けた気分になるので躊躇してしまう。つくづく損な性分だ。相模湖は特に用事がないのでスルーして、山北藤野線(県道76号線)を通って、やっと道志みち(国道413号線)に出る。ここからが初日の目的の道だ。

道志みちは個人的に思い入れのある道だ。若かりし頃、道志みち沿いのキャンプ場でキャンプする約束(野郎2人+女の子2名、内2名はカップル)をして、八王子まで女の子を迎えに行ったことがある。寝坊して2時間遅れてしまい、会話も盛り上がらず、悲しい思いをしただけだった気もするけどね(ToT)もう名前も思い出せないけど、あの娘はどうしているかなぁ。。。

(痛々しい)思い出のキャンプ場を横目で眺めつつ、快適な道志みちをしばらく堪能すると、午後3時頃に初日の宿泊地、道志の森キャンプ場に到着した。この道志の森キャンプ場は、道志川の支流、三ヶ頼川沿いに広がるかなり大規模なキャンプ場だ。直火、キャンプサイトへのバイクの乗り入れOKという、自由度の高さが魅力だ。たしか、バイク+テントで1泊の料金は1200円だったと思う。人気があるので早めにチェックインしないと、良さそうな場所は軒並み占領されちゃうんだけどね。3連休だけあってこの日は家族連れで溢れていた。他にもライダーのグループやら、良く分からない強面のおっちゃん達のグループやら、とにかくいっぱい。管理人さんに教えて貰った空いている場所を目指してキャンプ場の奥の方へバイクで向かってみると、途中から道がぬかるんでドロドロに。その先にも大型バイクのグループがテントを張っているけど、、、これ以上汚れない内に退散する。その後、広いキャンプ場のあちこちにある脇道を進んでみるも、ほとんどうまっている様子。散々迷った挙句、管理棟と川を挟んだ反対側にある風呂場前の広場に決めた。

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バイクを停めて、広場の端っこにテントを張る。このキャンプ場は川沿いにあるので、基本的にテン場は砂利混じりの硬い地面だ。ペグハンマーと強めのペグを持っていないと歯が立たないと思う。周りのテントを見ると、ペグを打ち込むのをあきらめて、大きめの石に細引きを結びつけているテントもちらほらと見受けられる。幸いにもアルミのYペグ(モンベル製。Vペグより強いっぽい)をガンガン打ち込めたので良かったけど、僕の様に自立しないモノポールシェルターを使うなら注意が必要だ。

テントだけ張った後、急いで道の駅へ食事に向かう。荷物をテントに全部押し込んで身軽になったので、ほんのちょっとの道のりだけど非常に気分がいい。それに昼飯を(朝飯も!!)食べてないので、飯が食えると思うと2割増しのスピードで道の駅どうしに到着する。この日は何かのイベントをやっていたらしく、周辺に臨時駐車場を作っても間に合わないくらい、車とバイクと人でごった返していた。食いっぱぐれては困るので足早にレストランに入ってカレーを注文すると、予想以上にオシャレなカレーが出てきた。大き目の白い皿にカレーがたっぷりと注がれ、そこに白いご飯が丸い島のように浮かんでいる。カレーの具はかなり大き目のカットで、(僕には良く分からない)オシャレ系の緑の葉っぱが1摘み乗っかっている。う~ん、髭面で、(ヘルメット癖で)髪もボサボサの中年オヤジには全く似合わない。っというか、たぶん、僕だけ店の中で浮いてる(^^A まぁ、物凄く腹が減っていたのでそんなことは気にせずカレーを頬張ると、、、うっ、うまいよ!! すんげーうまい!! 五臓六腑にしみわたる感じ? 上品さなど欠片もなく、貪るように平らげてしまった。ああっ、なぜ大盛りにしなかったんだ!! 空腹で3割増しに美味かったんだと思うけど、それを差っ引いてもここのカレーは美味いと思う。お勧めです!

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道の駅内の出店でゲットした豚の串焼き(1本500円也)を持ってテントに戻ると、もう日が暮れていた。LEDランタンで照らしながらコットを組み立て、寝袋を広げ、寝る準備を完了させる。後はお楽しみタイムだ。うきうき気分で薪ストーブを組み立て、煙突をテントにセットする。正直に言えば、テントから突き出した煙突を見せびらかしたい気持ちを必至で押さえている。これが楽しみでキャンプしているようなものだ。一通り準備を整えてからテントの入り口を閉じて、いざ火入れの準備を、、、っと思ったのだけど、なんだか汗をかいているような? 慌てて温度計を確認すると、13℃!! もう8時近いのに!? スマホで今夜の予想気温を見て愕然とする。氷点下になることを期待していたのに、10℃以上期待より暖かいよ(ToT) これでは薪ストーブなんていらないじゃん。何のために走りを犠牲にしてまで重い薪ストーブと薪を積んで来たのか分からない。そんなわけで、泣きながら薪ストーブを撤収するはめになった。やることがなくなってしまったので、早めに就寝する。今回の教訓は、「天気予報は予想気温も確認すること」だな。

 

長くなったので、2日目の話はまた後日書くことにしよう。乞うご期待。