気分はいつでもアウトドア

インドア派サラリーマン妄想記

『初芦ノ湖&伊豆ツーリング』っという休日②

さて、今日は前回の続き、ツーリング2日目について書こう。

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ツーリング2日目は、芦ノ湖キャンプ村から出発だ。朝5時に起床してみると、なんだか周りがざわざわとしている。どうやら近くのサイトに泊まっている陸上部の人達のようだ。まだ日が出ていない真っ暗な中、ヘッドライトを付けて朝食の後片付けをしているらしい。なんちゅう早起きさん!! 手元の温度計を見ると、まだ2℃くらい? 昨晩の最低気温は0.2℃なので、残念ながら氷点下にはならなかったようだ。それにしても若い人達は元気だなぁ。。。などと関心してばかりもいられないので、僕も負けじと後片付けに取り掛かる。寒いのでテントの中でPig stoveを解体して、煙突もテント内に引き込んで片付ける。煤だらけだけど、気にしない。後でじっくり掃除すればOKだし、とりあえず細かい部品をなくさずに回収できれば問題ない。

なんだかんだとあって7時には出発準備が整った。フロント前に停めたシェルパ君に荷物を括り付けていると、隣のBMW R1200Rのオーナーの方(昨晩泊まったライダーは僕も含めて2人だけだった)がやってきた。パニアケースにキャンプ道具を片付けている様子を見て、「うらやましいですぅ~」っと声をかけてみる。聞けば、30年越しの夢がかなって昨年やっと購入したそうな。150万のバイクだもんなぁ~、そりゃ~夢だよな~。僕ももうちょっと歳くったら大型のツアラーでツーリングに出かけたいものだ。夢というより、すでに妄想の領域だけどね。貧乏な僕に買えるはずもなし(ToT)

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キャンプ場を出て、まずは芦ノ湖スカイラインに向かう。早朝の芦ノ湖スカイラインは車も少なくてとても快適だ。若干コーナー付近に凍結の跡(凍結防止剤がまいてあった)があるけど、慎重に走れば問題ない。キャンプ道具が重いし、シェルパ君は非力なのでそれほど飛ばせない、、、けど楽し~♪ なるほど、伊豆箱根方面にライダーが集まる理由も分かるな。

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このままだとあっという間に走り終わっちゃいそうなので、レストハウス レイクビュー(当然、準備中だ)の駐車場に停めて、早朝の芦ノ湖をパシャリ。有名観光地なのに全く観光してないけど、、、そういうのは歳とってからでいいかな? 今日は長丁場なので急いでシェルパ君のところに戻ると、続々と平べったい車が駐車場に集まっていた。う~ん、高そうな車ばっかりだけど、、、ロータス エリーゼくらいしか分からんなぁ。まぁ、車には興味ないしね(^^A

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楽しかった芦ノ湖スカイラインを走り終え、伊豆スカイラインへ向かう。伊豆スカイラインは周回走行対策のため前払い制になっている。料金所で出口を伝えて料金を支払うのだけど、伊豆はお初なので地名が致命的に分からない。ナビでは冷川となっているけど、いいのかな? 若干不安に思いつつ、伊豆スカイラインの料金所を通過する。

料金所近くの駐車場にはバイクがびっしり!! ライダー多いなぁ。休憩するより走りたい僕はスルーして早速走り出す。お~、いい道だなぁ~♪ 路面が綺麗で走りやすいし、適度なコーナーもある。へたっぴな僕でも気持ち良く走れるので、なんだかうまくなったような錯覚を覚えるほど。これは楽し~ぞ~♪ 

f:id:NightWalker1975:20141117231453j:plain←ちらっと富士山も見えた。

f:id:NightWalker1975:20141117231426j:plain←うっすらだけど見えるかな?

しばらく走っていると、後方から大型バイクのグループが迫ってきた。追い越して欲しいのだけど、路肩がほとんどない。仕方なくちょっと頑張って引き離した後、退避スペースに止まってやり過ごす。そして、、、柄にもなくぴったりくっ付いて走ってみた。どうやら本気モードではなく、流している感じなんだけど、登りでよわ~ぬわわkm/hくらい、下りでぬわわ~ぬぬわkm/hくらいで走ってる。シェルパ君だと「ちょっと頑張ってる感じ」な速度だ。結局、このグループにくっついてあっという間に出口の冷川料金所まで走ってしまった。伊豆スカイラインをもうちょっと堪能したかったけど、後ろ髪引かれる思いで伊東西伊東線(県道59号線)へ向かう。

伊東西伊東線は集落の間を抜ける気持ちの良い田舎の道路だ。道の両脇にはわさび田があり、のどかな気分にさせてくれる。まだ朝早い時間なので、ご迷惑をかけないよう大人しめに走る(それでもシェルパ君は相当うるさい気もするけど)。いいねぇ~、まったりツーリングも気持ちいいよぉ~♪ 速いだけがバイクじゃないんだな♪ なんて気分は集落をぬけたところで引っ込んでしまった。急に荒れた山道っぽくなり、枯れた杉の葉が道路のそこかしこに堆積している。林に囲まれて見通しが悪いし、結構きついコーナーが多い。う~ん、ツーリングマップルでは快適と書いてあるのになぁ。まぁ、季節が悪かったのかな?

そうこうしている内に、ようやく大通りに出られた。下田街道(国道414号線)だ。この道は「天城越え」で有名な天城峠を通って伊豆を南北に貫いている。今回は南~西伊豆が目的なので、天城峠方面に走り出す。そろそろ朝食を食べたい腹具合になってきたので、道の駅 天城越えで休憩。ここは地元産のわさびなどの農産物の直売所、土産店、観光案内所などがあるのだけど、、、まだ準備中だね。身体も冷えているので暖かい蕎麦でも食べられたらうれしかったんだけど、残念(ToT)

腹ペコなので天城峠(旧天城トンネル)はスルー。黙々と南下すると、こんな道を通過した。他のループ線を走ったこともあるけど、2重にループしているのは初めてだ。さすが道100選に選ばれるだけあるね。

ようやく朝飯にありつけたのは、国道414号線と県道14号線の分岐点にあるコンビニだった。おにぎり2個とホットコーヒーを貪るように味わう。冷えた体にホットコーヒーが沁みてくる。っと、幸せ気分に浸っていると、隣に停めたプリウスから降りてきたおじいさんに話しかけられた。

おじいさん:「どこから来たんだい?」

自分:「〇〇県からです」

おじいさん:「あ~、海なし県ね」

自分:むかっ! 何言うね! 自分、海嫌いだし!

その後の会話は詳しく覚えてないけど、おじいさんが勧める東伊豆には決して行かないと心に誓ったことだけははっきり覚えている。表面上ニコニコ応答したものの、おじいさんがコンビニに入ったのを見計らって、すかさず西伊豆に向かって走り出す。見通しの悪い414号線から快適な松崎海道(県道15号線)に分岐し、ひたすら西に向かうと、ついに西伊豆の海岸線に到達した。

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……海っていいね。海なし県の住人が海を見て興奮しないはずがない。

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こういう入江を見ていると、猛烈にシーカヤックが欲しくなる。あ~、海原に漕ぎ出したい! もう湖は飽きたし!!

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もちろん、西伊豆の海岸線沿いの道は物凄く楽しかったのだけど、やっぱり1番は海だよね!! もう走るより海ばっかり見てた。入江とか岩礁とか砂浜とか、もうほんっと海っていいね!! 絶対、来年の夏、遊びに行くぞ!! そんな感じで西伊豆の海岸線を北上すると、あっという間に沼津へ到達してしまった。後は東名~圏央~関越っと乗り継いで帰るだけだ。

今回はちょっと長めのコース(行き帰りの高速道路も含めて608kmくらい)だったけど、充実したツーリングを楽しめた。観光せずに走っていただけなんだけどね(^^A 伊豆はちょっと遠いけど、次回は観光中心のツーリングで箱根~伊豆に行きたいね♪ その時のお供がZ300だとなおうれしいな♪