『神の流れる湖を湖上散歩だ』っという休日
今日は奥利根湖でカヌー三昧のはずが、、、寝坊して行けなかった（ＴｏＴ）
代わりに出かけたのが、神流湖(かんなこ)だ。ここは結構ご近所(車で1時間以内)なので、寝坊した日でも大丈夫だ。ご近所へはあまり出かけないのだけど、ここは2回目になる。
朝、車にカヌーを適当に突っ込んでそそくさと出かける。まぁ、特に用意は必要ないだろう、どうせご近所だし。コンビニでお昼用に冷やしラーメンとおにぎり、飲み物を買ったら出発だ！
っと、ここまでは良かったのだけど、下久保ダムを過ぎてしばらく進んでもボート屋さん(出艇予定場所)のある湖面へ降りる坂が見つからない。そうこうしている内に、金比羅橋も過ぎちゃった。もう明らかに通り過ぎているのだけど、「迷子じゃないよ！スカウティング(事前調査)してるだけさ！」っと嘯き、どんどん上流方面に行く。確か、湖の南側にも別のボート屋さんがあったはず！！金比羅橋の隣の橋(名称不明)を渡り、打ち捨てられたような旧道(だよね？)をガンガン進むと、2件目のボート屋さんにたどり着いた。駐車場に車を止めて、艀の事務所っぽいところにいくと、「留守にしてるんで、電話してくれ」という旨の張り紙が！ 駐車場から湖面までかなりの急勾配の坂が続いていてカヌー出しにくそうだし、電話するのも面倒なので、引き返すことにした。管理人さんがいてくれたらここでも十分ＯＫだったんだけどね。
思うに、、、釣り業界の人って結構アバウトだよね。客がいても管理人不在とか、管理人より客の方が朝早くやってくるとか。。。
青い線はボート屋さんを通り過ぎてから走った道、ずいぶん無駄に走ったスカウティングしたなぁ（＾＾Ａ
気を取り直して道を戻ると、今度は目的のボート屋さんにたどり着けた。艀の事務所に行くと、、、こちらはちゃんと管理人さんがいてくれた！！ カヌー持ち込みだと告げて、出艇料1,000円を支払う。ここの管理人さんのイメージは、、、(失礼ながら)「丹下団平－眼帯＋ふさふさ髪の毛」といった感じ。ちょっと話しかけるのに躊躇してしまったが(超失礼！)、実はとても気さくでいい感じの方だった。
色々迷ったスカウティングしたので、もう昼近くになっていた。駐車場に車を止めて、サクサクとカヌーを用意をする。冷やしラーメンを急いでかっ込んで、ジュースのペットボトル2本とおにぎりをカヌーに積み込む。ウェアに着替えて、スプレースカートとライフジャケットを着けて、パドルを持ったら準備ＯＫ！ 出艇だ！！
正面に見えるのが下久保ダムだ。今日は風もなく、波もなく、暑くもなく、水温も適温、まさにカヌー日和だ。いやぁ～、素晴らしい！ 水面は鏡のように穏やかで、ほんのちょっと漕ぐだけでスイスイと進んじゃう♪ 楽しぃ～♪
前回、6月に訪れた時は満水って感じだったけど、今日は結構少なくなっていた。前回なかった小島や絶壁が目白押しだ。これは楽しい！！ 水はそこそこ透明度があって、水面下の岩の具合も見ることができる。よくよく見てみると、自然に積まれた岩ではなく石垣のようだ。そういえば、湖の南側の斜面には桑の大木が林立してたっけ。おそらく、湖に沈んだ集落の跡なんだろう。
どんどん漕いで金比羅橋を越える。後で知ったのだけど、この橋は有名な心霊スポットだとか。はぁ～ん？ 幽霊が怖くてカヌーが漕げるか！！ こんなに快適な湖なのに、他のカヌー客が全くいない理由もそのあたりなのか？ だとしたらバカげた話だ。
っと、水面すれすれの水面下に直径1～2m位の黒い塊が3つ、ゆっくりと移動しているのが視界に入った。よく見ると、ヘラブナ(？)の群れだ。小さな群れでも20～30匹、大きな群れにはおそらく100匹以上いるだろう。ちょっとびっくりしたけど、この湖では珍しい光景じゃないようだ。今日1日で、こんな群れをたびたび目撃した。もっと大きな群れも見たけど、遠目でみると、まるで何か得体の知れない大きなモノが水面下で蠢いているようにも見えた。。。心霊スポット系のHPに書いてあった「水面下で何か黒い物が動いたのを目撃した！」の真相って、実はこれなんじゃないのか！？ そのHPの管理者は目撃した直後に逃げ出したのだそうな。。。
1人の時はタバコ休憩以外は黙々と漕ぐので、のんびり漕いでいるつもりでも結構な距離を移動できる。スカウティングしたときに「面白そう！」って思っていた場所まで辿り着けた。水門だ。カヌーやっていて、開閉式の水門を越えたのは初めてだ。おそらく、この水門の先は、神流湖ではなく神流川ってことなのかな？
水門を越えて次の橋の手前まで来たところで2時くらいになっていた。 今日は1時間半ほど漕いだら引き返すつもりだったので、この辺が潮時らしい。どこでおにぎりを食べようかと思案していると、なんだか面白そうな沢への分岐が目に入った。ちょうど良いので、分岐に入ってみる。
いやぁ～、やっぱり当たりだ！ 沢から湖に注ぐ水は冷たいけどかなり透明度があり、湖底まで綺麗に見える。こういう場所では、鯉とか大きな魚が悠々と泳いでいるのを見ることができる。写真では伝えきれないけど、ほんっとに綺麗に湖底まで見える。水も冷たくて気持ちいい！ おにぎり食べるならこういうところがいいよね！！
スプレースカートをテーブル代わりにして、買ってきたおにぎりを広げる。ただのコンビニのおにぎりだけど、、、こういうシチュエーションで食べると10倍おいしいね！ 運動して腹も減っていたので夢中でむしゃむしゃ。一服しつつ、沢の流れに身を任せると、ダム方向にゆっくりと流されていく。。。さて、帰ろっかな？
それから時間をかけてゆっくり漕ぎ、出艇場所のボート屋さんに戻ったのは午後4時、ちょうどいい時間だった。管理人さんに軽く挨拶して、帰り支度を済ませる。帰りはブルーシートを敷いた後部座席にカヌーを放り込めばOKなので簡単だ。
帰り際、管理人さんに「いいところですねぇ！」っと素直に感想を伝えたら喜んでくれたようで、色々と神流湖について教えてくれた。春の桜や秋の紅葉の時期が最高らしい。ふむふむ、いいことを聞いた。ご近所だし、また出かけてみようかな♪
今日は寝坊して残念な1日になるかと思ったけど、結果オーライだな。ご近所にこんな楽しい湖があると分かっただけでも十分実りある1日だった。
さて、明日はどこ行こうかな？
